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2025年1月更新、モニエル瓦のメンテナンスについて

屋根塗装

あけましておめでとうございます。代表の川岡です。
少し遅くなりましたが本年もリプルクリエイトをよろしくお願い申し上げます。
さて、この度新年最初の動画をYouTubeにアップしました。
内容は「モニエル瓦について」になります。
過去に何度かモニエル瓦の塗り替えや葺き替えに関する動画やブログをアップしているのですが、いまだにモニエル瓦の特性を知らずに塗り替えの提案をされたお客様が被害を受けていたり、被害に繋がる提案をされているお客様がいるため今回の動画を作成するに至りました。

【今回の動画の要約】
1.説明

モニエル瓦は、普段屋根をあまり見ない方には馴染みがないかもしれません。モニエル瓦には、なめらかなタイプとデコボコしたタイプの2種類があります。

新築から20年以上経過している住宅に使われていることが多い瓦です。

2.初回の相談 

お客様からモニエル瓦の塗り替えに関する相談がありました。

現状を調査したところ、以前に行った塗装が不十分であり、状態がかなり悪化していました。

そのため、塗り替えではなく、瓦の交換をご提案しました。

塗り替えと瓦交換 

最初は瓦の交換を勧めましたが、お客様はライフプランの設計上から塗り替えを選ばれました。

ですが、通常通りに塗装してしまうとすぐに剥がれてしまうため徹底的な準備が必要です。

今回は塗り替えを実施しましたが、最終的には葺き替えの検討が必要な状況となります。

3. 塗装準備 

塗装を行う前に、古い塗装を完全に剥がさなければなりませんでした。

この作業は非常に手間がかかり、数日間かかりましたが、これをしっかり行わないと新しい塗装もすぐに剥がれてしまいます。

4.訪問販売業者の警告 

一部の訪問販売業者は、モニエル瓦に対して何も考慮せずに「通常通りの塗装」で済ませようとすることがあります。

しかし、このような提案は危険です。もしそのような提案を受けた場合は、十分に注意する必要があります。

5.下地処理と塗装 

失敗した塗装の上に新しく塗装を施すためには、下地の準備が非常に重要です。

今回は、下塗りを何度も繰り返し、しっかりとした仕上がりにしました。

その結果、お客様からは新築時のような仕上がりだと喜んでいただけました。

 6.モニエル瓦の現状と選択肢

モニエル瓦を使用している家は、だいたい20年〜25年が経過していることが多いです。現在では、新たにモニエル瓦を使用して屋根を施工することはほとんどありません。

そのため、もしモニエル瓦が劣化している場合は葺き替えを検討するのがベストです。

塗り替えを選ぶ場合は十分な準備が必要です。

7.屋根の状態の確認 

屋根の状態をチェックした結果、ルーフィング(防水シート)は破れていなかったため、今回は塗装を選びました。

ただし、今後のことを考えると、瓦の交換を検討した方が良い場合もあります。

8.最終的なアドバイス 

モニエル瓦に関しては、正しい知識を持った業者に依頼することが重要です。

訪問販売などで「通常通り塗装しましょう」と提案されることがありますが、その場合は特に注意が必要です。

適切な準備をせずに塗装を行うと、数年後に再び剥がれることになり、余計な費用がかかってしまうこともあります。

モニエル瓦を扱う際は、慎重に対応することをお勧めします。

【監修者】


川岡 寛之

広島市佐伯区在住。塗装職人歴35年のベテラン。

18歳の時に職人の魅力に惹かれて塗装業界に弟子入り。 1993年に独立、のちに法人化し現在に至る。
職人として数々の現場を経て、現在は身に着けた経験と知識を生かして自らYouTube動画を配信。
活動地域は広島市だが、全国の塗装職人仲間と交流しながら、地域の塗り替えアドバイザーとしても活動中。
ビジョンは100年続く企業になること。
ミッションは地域の方に愛される施工品質地域ナンバーワンの頼れる企業になること。

趣味は釣り、毎日の食事、地元のスーパー巡り、家庭菜園などなど。