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施工事例

広島市佐伯区屋代外壁屋根塗装 S様邸

外壁塗装 屋根塗装 広島市
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リフォーム内訳

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ご依頼のきっかけ

ホームページを観て。

お客様のご希望・お悩み

サッシなどから汚れが流れ出したようなシミが気になっている。
茶色い枠の部分の色を変えたいが、失敗はしたくないからシミュレーションをしたい。
スウェーデンハウスの塗り替えができる業者を探している。

リプルクリエイトからのご提案

窓枠などの黄土色の部分(モールと呼びます)の塗装が劣化して、結露や横雨が降るたびに外壁に流れ出している状態でした。
そこで今回はモール部分の塗装を高耐久にグレードアップすることをご提案しました。
さらに2階の外壁を汚れにくい塗装にして、1階の外壁をクリヤー塗装するプランをご提案させていただきました。

ビフォー

既存壁はアクリルリシンで、色は濃い目のベージュでした。

オーナーのS様がおっしゃる通り、外壁の一部に藻が多く発生汚れていました。
これは目に入るたびに気になってしまうであろうと思いました。

藻の他にも黒カビ汚染などあり、全体的にくるんで見える状態でした。
バス通りということもあり、汚れが付きにくい塗装仕上げが必須な環境です。

軒天井も黒カビが発生しておりましたので、防カビ塗装が必要な状態です。
一般的に軒天所はアクリル塗装されていることがほとんどです。

その他にも窓枠のモールがチョーキングを起こしていたため、こちらも普及が始まる前の塗り替えが必要な状況でした。

破風板が劣化でかなり傷んでいたので、弊社独自の対策をご提案させていただきました。
当時ほとんどの建築屋さんがこのように劣化する破風板を使用しておりますが、私個人としてはこの設計は誤りだったと認識しています。
なぜならこの建材を使用した家の破風が、ほとんど全て経年でこうなるからです。

カラーベスト屋根に築年数なりの劣化現象が起きていました。
塗膜剥離に黒カビが発生するというのが築12年を経過したおうちの一般的な劣化現象になります。

こちら側の屋根は特に黒カビが発生しています。(右側)

塗り替えには最適な時期ですね。

まずはしっかり高圧洗浄を行います。
今回は平ノズルを使用して130k圧で洗浄しました。
これで一気に汚れを旧塗膜を洗い落としていきます。

外壁もしっかり洗浄しました。
藻や黒カビを全て洗い落とします。

洗浄後は弊社オリジナルの無害な殺菌処理を行いました。
広島市で外壁の殺菌処理をする企業がちらほらみられるようになりましたが、最初に殺菌を始めたのは弊社になります。

殺菌後は防水性のある下塗り塗料を塗装しました。
まず縦にローラーを転がしてたっぷり付けて、次に横に転がして塗膜を均一化します。
そして最後にもういちど縦にならして完了です。
この作業を丁寧に行わないと、艶ムラの激しい仕上がりになります(つまり手抜き塗装です)。

下塗りは塗料によって透けやすかったり透けなかったりするものですが、丁寧に塗ることで均一化した下地が出来上がります。
このあたりは弊社リプルの職人も心得ているので、時間をかけて妥協のない塗装をしています。

下塗り乾燥後は色塗りをしていくのですが、この時もムラにならないよう塗料を均一に塗っていきます。
特にモルタル構造の家でリシン壁の場合は塗りムラが出やすいので注意が必要です。
この画像を観ていただくと分かりやすいのですが、リシン壁なのに均一に塗れていることがよくわかりますね。

ひさしの屋根板金もしっかりケレンをして塗っています。
グレーの錆止め塗装をしてから色塗り3回です。
じつは外壁の塗装よりこのような付帯部の方が手間がかかって時間がかかることも多いのです。
リプルでは下地調整や錆止めなどするため、平均的に付帯部塗装に数日を要します。。

中間水切りと言われる細い部材もしっかり塗ります。

窓枠モール類は劣化していたので浸透性のシーラーを塗布したあとに色塗りを行います。
シーラーを塗ることで脆弱になった下地が硬くなり強化されるので必須項目ですね。

大工用語で「あぶらげ」と呼ばれる三角部分が酷く劣化していました。
この状態で塗装しても1年で剥がれてくる可能性が高いです。
そこで今回はアブラゲのケイカル板を張替えることにしました。

このように一旦劣化したケイカル板を撤去します。
内部の木材が腐っていたら補修が必要ですが、今回は腐っていないためそのままケイカル板を再設置します。

このようにビスでしっかり止めてから塗装を行います。
そして固定するビスは必ずステンレスを使います。
なぜなら鉄製やメッキのビスを使用すると茶色く錆びてくるからです。

続いて屋根ですが、屋根塗装をする前に弊社では板金部分を全て錆止め塗装します。
棟・ケラバ・谷とよばれる部分に板金が使用されているのですが、将来的に錆びてくる部材なので錆止めをする必要があります。
間違っても屋根の下塗り材を一緒に塗ってはいけません。
なぜなら屋根用の下塗り材と板金用の下塗り材は仕様用途が異なるからです。
もし屋根用の下塗り材を板金にぬるとしたら、、それは完全な手抜き塗装になります。
だって板金と屋根を一緒の下塗りで塗ったら楽だし、早いでしょう?

下塗りを塗装したあと色塗りをするのですが、弊社では屋根塗料をほぼ薄めることなく塗装します。
なぜなら最も過酷な条件下にある屋根塗装を長持ちさせたいからです。
厚く、しっかり塗ることでカタログ記載の耐用年数が期待できるようになります。

3回目の上塗り途中です。
2回目ですでに塗りムラがないことが見て取れますね。
中塗りを薄く塗った場合はムラだらけになるので、私たちは直視できません(笑)

軒天井は防カビ塗装を行いました。
軒天井塗料の多くはシーラーレスといって下塗りを必要としない塗料なので概ね2回塗りで納めます。
今回は防カビ剤を混入した軒天塗装になっています。

雨樋は白い色で塗りました。
弊社で使用する塗料は樹脂が多いため透けやすいです。
だから塗るときは透けなくなるまで何回も塗装します。
因みに樹脂が少なくて顔料が多い塗料は透けにくいので塗りやすいです。
しかし長持ちはあまり期待できません。

アフター

明るい外観になりました。
窓モールの白も映えていますね。

オーナーのS様も汚れにくい塗料の性能をこれから体感していただけることでしょう。

裏庭に回りました。
なんだかどこか外国の建物みたいですね。
見上げるたびに気持ち良くなるくらい綺麗になりました。

くすんでいた木製の玄関ドアも白で塗装しました。
弊社では塗装可能な木製ドアの場合は塗装をお勧めして、交換したほうが良いアルミドアなどの場合は交換をご提案しています。

綺麗です。

今回は外壁の汚れを気にされてから塗装を決意されたオーナーのS様でしたが、実は数社からお見積りを取られていました。
その中で弊社を選んでいただけたのは光栄だと思っています。
弊社を選んでいただいたことを職人に伝えて、彼らもお客様も重いと私の意志をしっかり受け止めて最高のパフォーマンスを発揮してくれました。
一生懸命綺麗で長持ちする塗装をした家なのできっと、長持ちすることでしょう。

リプルクリエイト代表:川岡寛之

【監修者】


川岡 寛之

広島市佐伯区在住。塗装職人歴35年のベテラン。

18歳の時に職人の魅力に惹かれて塗装業界に弟子入り。 1993年に独立、のちに法人化し現在に至る。
職人として数々の現場を経て、現在は身に着けた経験と知識を生かして自らYouTube動画を配信。
活動地域は広島市だが、全国の塗装職人仲間と交流しながら、地域の塗り替えアドバイザーとしても活動中。
ビジョンは100年続く企業になること。
ミッションは地域の方に愛される施工品質地域ナンバーワンの頼れる企業になること。

趣味は釣り、毎日の食事、地元のスーパー巡り、家庭菜園などなど。