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笑顔の塗り替え講座

火災保険のプチ知識

先日の台風5号。

途中から中国地方に直撃するような予報が出ましたが、次第に東にずれていきましたね。
最近はずっとこんな感じで広島に台風が直撃することがないのですが、それでも毎回対策を取っている弊社です。

だけどもし台風が直撃したら?
たとえば外壁が剝がれたり屋根が吹き飛ばされたりしたらどうすればいい?

そんな時に活躍するのが火災保険です。
もちろん加入していなければ災害が起きてもこれを使うことができないのですが、加入してらっしゃる方はこれを使うべきです。

その火災保険を使用する前にまずやっておくといろいろ有利になる手続きがあります。

それが罹災証明書です。

たとえば台風や地震でお家が被災した場合は近くの市役所や区役所に行って罹災証明書発行の申請をしましょう。
手数料は数百円ですし、大災害でなければ早くて1週間程度で現地に確認に来てくれるはずです。

これがあるのとないのとでは保険会社の対応が変わる場合がありますし、状況に応じて国の補助(住宅応急修理制度)を受けることが可能になります。

台風の直撃はあまりないのですが、ここ広島では飛んでもない大雨などの異常気象が増えてきました。

備えあれば憂いなし。

弊社はいち外壁塗装工事業者ですが時々保険のご相談も頂くのでここにその対策の一部を書き記しておきます。

※火災による罹災証明の発行は消防署になります。

鉄に水性塗料を塗っても大丈夫?

先日お客様からDIYで鉄格子に水性のペンキを塗っても大丈夫ですかとのご質問をいただきました。
ホームセンターの塗料コーナーにあるトタン屋根用とか鉄部用の水性塗料のことですね。
塗料コーナー

次回の塗装をご自身で続けられるなら水性塗料をトタン屋根や鉄骨などに塗られても大丈夫です。

しかし次回はもうめんどくさいから業者に依頼するなどの可能性がある場合は油性塗料を用いた塗装をお勧めします。

その理由は水性塗料を塗られていることを知らなかった業者が次回の工事の時に油性塗料を塗り、塗料に含まれたシンナー成分が水性塗料を溶かしてボロボロにする可能性があるからです。

ですので水性塗料を塗られる場合はメンテナンスノートなどに“屋根を水性塗料(ホニャララペンの水性ナントカ塗料を塗った)”などと記録に残しておくと良いでしょう。

そしてこういった記録を次回の塗り替えに携わる業者に教えてあげることで塗料の相性によるトラブルを未然に防ぐことが出来ます。

「鉄に水性を塗られてたんですね!アチャー!塗膜がきくらげみたいになっちゃった!」
「ええ!鉄OKって書いてあったんですけどダメなんですか!?どうしましょう」

こんなことにならないための予防策ですね。

ただ、中には水性で塗られた対象物の上から油性を塗ってもボロボロにならないケースもあります。
しかしそれがどこのメーカーのどのような塗料なのかを知るためには実際に塗ってみないと分からないのでやはり水性での塗装はやめておいたほうが良いと思います。

鉄部に水性塗料を塗っても大丈夫かどうかというご質問に対する答えでした。

★★
因みに現在鉄に水性塗料を塗ってみた実験をYOUTUBEでやっています。

屋根を塗るべきか葺き替えるべきか

屋根を塗装する目的は4つあって、一つ目は美観の維持で2つ目は屋根材の保護。
3つ目は雨漏り対策で4つ目は暑さ対策です。
しかしこのような保護対策には限度があります。
たとえば屋根がどのようになっているか分からない状態で25年を経過したケースです。
状況によっては塗装をしてもとても10年持たないといったことがあるのです。
塗装屋的には塗装をして利益を得たいと思うのでしょうけど
劣化しきった屋根を知っておきながら塗装を提案し実行する業者は悪質業者ということになります。
なぜ悪質なのか。
その行為が不治の病に罹ってしまった患者に無駄な手術と無駄な費用を出させてしまうような行為だからです。

屋根塗装の調査見積もりを業者に依頼されるときは築25年経過していてもいなくても色んな角度から撮影された写真を見せてもらいましょう。
動画でもいいです 。
痛みきってしまった屋根は素人が見てもわかります。
屋根材が湾曲して反り返っていたり、完全に塗装が剥離していたり真っ黒のカビが全面に生えていたり、あるいは黄色いコケが全面に生えていたりします。
痛みきってしまった屋根は塗り替えではなく葺き替えをお勧めします。
屋根の葺き替えは塗り替えと比べると高額になりますが、カバー工法など比較的安価で葺き替えが出来る方法もあるので業者に相談しましょう。
痛みきってるから吹き替えたほうがいいのではないかと相談しても「塗り替えをすればきれいになる」と進めてくる業者は切り捨てて構いません。
塗装工事しか請けることが出来ない業者、なんでも塗れば良いんだという業者ではなく、リフォームも含めておうちを守る塗り替え工事を提案してくれる業者こそが長くお付き合い出来る業者です。

極めてよく見る塗装後に起きる不具合

傷んでしまった幕板(外壁の1階と二階部分の真ん中にある帯状のもの)。
傷んでしまった幕板
このように表面がボロボロになってしまった幕板は簡単な塗装ではカバー出来ません。

良く見かけるのがボロリと剥がれた部分にパテをして塗装するパターン。
この施工方法の場合は早くて一度めの夏と冬を越えたあたりから剥離が始まります。

次に見かけるのがシーラーを塗ったあとにパテ処理を行ってから塗装するパターン。
この施工方法の場合は2年目くらいから徐々に剥離が始まります。

そして次が上級な塗装をするから大丈夫だと業者に言われるパターン。

塗装が剥がれてしまう原因は塗料の品質とは無関係なので上塗りにいくら最上級の塗料を使用しても処理を誤れば簡単に剥がれてしまうのです。

ではボロボロに傷んだ幕板はどうすれば良いのか。

ズバリ撤去して貼り替えることをお勧めします。
そして貼り替えるなら絶対に今と同じ製品ではないものにする事。
(同じものにすると同じ年月が経過したらまたボロボロになります。)

しかし幕板の張り替えとなると製品によっては数十万円の費用がかかります。
でも、数年後にまた足場を組んで塗装し直したり何度も塗り替えを依頼するストレスを考えたら、、、。
(何度も業者に補修をお願いをしているとまるで自分がクレーマーのような気持ちになって病んでしまいます。)

とはいえ貼り替えを行うのはあくまでも素材がボロボロになっている場合の話です。

まだ貼り替えるほど傷んでない場合は塗料の品質を問うよりも下地作りを徹底するといいでしょう。
適切なシーラーを用いて素地を固めてから仕上げを行うのです。

ただこの時にパテを使用するのであれば慎重にならないと剥離に繋がるので注意が必要です。
出来ればパテの使用は避けたいところ。

幕板の色は褪せているけどまだ十分な塗膜が残っている場合は適切な下塗りを行ってから上質な塗装仕上げを行いましょう。
油性シリコン以上が好ましく、出来ればフッ素クラスが最適です。

ただし、単純にフッ素を塗るだけでは不安です。

後に起こるであろう凍害による塗膜剥離や腐食を防ぐための予防策も忘れてはいけません。

塗れば綺麗になるのは当たり前。
綺麗を長持ちさせる塗り替えをしなければ意味がありません。

広い壁だけでなく細かい部分にも入念なお手入れをしてあげること。

これが正しい外壁塗装工事なのです。

最高の耐久年数を誇る塗料=最高レベルの工事ではない。

「耐久年数30年の驚異の塗料だからとってもオトクです!」
最近このような塗料を売りにした営業方法が広島でも流行りつつあるようです。
耐久年数30年。
少々お高くても次の塗り替えが要らなくなるかもしれないのでこちらの塗料で塗りたくなりますね。

しかしここに落とし穴があるので気をつけてください。

今、外壁塗装における塗料の耐久年数は様々なメーカーが研究を重ねてどんどん伸びています。
ですが、屋根塗装における研究が進まないのか難しいのか事実上18年を超える耐久性の塗料が無いというのが現状です。

データ上は20年相当の数耐久性があるように表記されていても実際に塗られた塗料がデータ通りの耐久性を発揮出来ないのが屋根という場所です。

このことを私は数十年の経験から学んでいるのです。

百聞は一見に如かず!。

貴方がこれから外壁塗装を考えてらっしゃるのであれば、注目するべき項目は耐久年数では無いことを覚えておいてください。

塗装工事において一番大切なのは建物全体のメンテナンスコストを考慮したバランスの取り方です。
2番目に大切なのが個々のお家に最も適した塗り替えプランの組み立てです。

これをすっ飛ばして“耐久年数30年”の塗り替えを提案するなど言語道断!。

魅力的なプゼンテーションや目を見開くような塗料の提案に囚われないよう

冷静に、深呼吸をしてからよーく考えましょう。

大切なのはバランスです。